MetaTrader 5(MT5)は、世界中のトレーダーに愛用されている高性能な取引プラットフォームです。FXだけでなく、株式や先物、CFDなど多様な金融商品の取引に対応しており、その機能性と使いやすさから、初心者からプロまで幅広く支持されています。この記事では、MT5の登録方法をステップバイステップで解説します。これからMT5を始めたい方や、登録方法がわからない方は、ぜひ参考にしてください。

1. MT5とは?その特徴とメリット

MT5は、MetaQuotes社が開発した取引プラットフォームで、MT4の後継バージョンとして2010年にリリースされました。MT5の主な特徴は以下の通りです:

  • 高速な動作:64ビット対応により、処理速度が大幅に向上。
  • 豊富な分析ツール:80種類以上のテクニカル指標と44種類の描画ツールを搭載。
  • 多様な時間足:1分足から月足まで21種類の時間足を選択可能。
  • 自動売買(EA)対応:MQL5言語を使用して、カスタムインジケーターや自動売買プログラムを作成可能。

これらの機能を活用することで、より効率的な取引が可能になります。

2. MT5の登録手順

MT5を利用するためには、まず口座を開設する必要があります。以下に、登録から取引開始までの手順を詳しく説明します。

ステップ1:ブローカーを選ぶ

MT5を利用するには、MT5に対応したブローカーを選択する必要があります。例えば、XMやOANDAなどが有名です。ブローカーの公式サイトにアクセスし、MT5対応の口座開設ページを探します。

ステップ2:口座開設フォームに入力

ブローカーのサイトで「口座開設」または「新規登録」をクリックし、以下の情報を入力します:

  • 個人情報:氏名(アルファベット表記)、住所、電話番号、メールアドレスなど。
  • 取引口座の詳細:口座タイプ(デモ口座またはリアル口座)、基本通貨、レバレッジ設定など。
  • 投資家情報:取引経験や年収などのアンケートに回答。

ステップ3:本人確認書類の提出

リアル口座を開設する場合、本人確認書類と住所確認書類の提出が必要です。以下の書類をアップロードします:

  • 本人確認書類:運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど。
  • 住所確認書類:公共料金の請求書や銀行明細書など。

ステップ4:口座の有効化

書類審査が完了すると、口座が有効化されます。その後、MT5のログイン情報(ID、パスワード、サーバー名)がメールで送られてきます。

3. MT5のダウンロードとインストール

ステップ1:MT5をダウンロードする

ブローカーの公式サイトから、お使いのデバイスに合ったMT5をダウンロードします。PC版、スマホ版(iOS/Android)、タブレット版などが用意されています。

ステップ2:MT5をインストールする

ダウンロードしたインストーラーを実行し、使用許諾契約書に同意します。インストール先を指定し、インストールを完了させます。

ステップ3:MT5にログインする

MT5を起動し、以下の情報を入力してログインします:

  • ログインID:メールで送られてきたIDを入力。
  • パスワード:設定したパスワードを入力。
  • サーバー:選択したサーバー名を入力。

4. MT5の初期設定と使い方

チャートの表示とカスタマイズ

MT5では、複数のチャートを同時に表示できます。チャートの色や時間足をカスタマイズすることで、自分の取引スタイルに合った環境を構築できます。

注文方法

MT5では、以下の注文方法が利用可能です:

  • 成行注文:現在の市場価格で即座に取引。
  • 指値注文:指定した価格に達したときに自動的に取引。
  • 逆指値注文:指定した価格を超えたときに自動的に取引。

自動売買(EA)の設定

MT5では、MQL5言語を使用して自動売買プログラムを作成・実行できます。ナビゲーターウィンドウからEAを選択し、チャートに適用することで、自動取引を開始できます。

5. MT5を活用するためのポイント

デモ口座で練習する

初心者の方は、まずデモ口座で練習することをおすすめします。デモ口座では仮想資金を使用するため、リスクなしで取引スキルを磨くことができます。

リスク管理を徹底する

取引を行う際は、ストップロスやテイクプロフィットを設定し、リスクを最小限に抑えることが重要です。

最新情報を活用する

MT5では、経済指標やニュースをリアルタイムで確認できます。これらの情報を活用し、市場の動向を把握しましょう。